これが、おすすめ!

録画モードの先変換と後変換の違いを検証
DIGA 録画モード これが、おすすめ!

東京喰種:re - トーキョーグール リ

BS11 - ビーエスイレブン

TOKYO MX - とうきょうエムエックス

CMカット編集などをする場合に、「倍録録画→カット編集」(先変換)とするのか、「DR録画→カット編集→倍録変換」(後変換)とするのかで、迷うほどでもないが気にはなる、その違いを検証する。

ブルーレイディスクに残すことまで考えると、とりあえず DR録画をしておいて、カット編集し、BD に収まるよう録画モード変換をする、というのが当然の流れとしてあった。先に倍録録画をしてしまうと、編集箇所の具合が気になるし、BD に収めるためのデータ量調整が上手くいかない。

実際のカット編集作業は、「部分消去」でも可能だが操作ミスが痛いので、「チャプター一覧へ」を使う方が良い。チャプター位置を微調整しながら打っていき、頭、オープニング後CM、中CM、エンディング後CM、尻、の五か所を「チャプター消去」で削除する。
今回もサンプルは「東京喰種:re」で、DR録画時 30分02秒、3950 MB を編集後、24分09秒、3187 MB。
「チャプター一覧へ」でチャプター打ちと「チャプター消去」

先日、#2 でやった MX と BS11 の比較と同じものに今回の検証も少し加えてみる。

放送局, 話 分:秒 DR 1.5倍録
MX, #7 29:59 1724 MB 先変換 1199 MB


24:09 ↳833 MB
24:09 1338 MB 後変換 860 MB
7.39 Mbps 4.75 Mbps
BS11, #7 30:02 3950 MB 先変換 1489 MB


24:09 ↳1059 MB
24:09 3187 MB 後変換 1076 MB
17.6 Mbps 5.94 Mbps

傾向は変わらず、そして追加分で分かることは、この 1.5倍録の場合、先変換(録画モード変換後にカット編集)のほうがデータ量は小さくなった。MX でも BS11 でも同じ。
正直、この結果は想定外で、検証をした意味があったなと思うのと同時に、なんでだよという疑問も生じた。

これまで多くの録画保存してきた海外ドラマなどでは、DR で録画してから頭と尻と CM などをカット編集した後、BD 保存に収まり良く計算し倍録変換をしてきた
結果的に良く使われる 5~7倍録を先変換で、つまり録画段階で5~7倍録設定にしていると HDD の空き的には大変楽なのだが、後変換(DR録画からカット編集後に変換)に比べてデータ量が大きくなってしまう傾向があり(今回の検証とは逆)、保存モノは後変換するように自然となっていた。

1.5倍録だけではなく、3,4,7,11倍録も確認する。

BS11
#7
先変換
30:02
先変換
後編集
24:09

後変換
24:09

DR 3950

3187
1.5 1489 1059
1076
3 HX 1635 1171
1172
4 HE 1123 793
785
7 461 316
310
11 460 362
361
#7 MB MB
MB

なんとも困ったことに、1.5倍録3倍録では先変換が小さくなり、4倍録以下の録画モードでは大きくなってしまった。ということは先に書いた、これまで録画保存してきた海外ドラマなどで先変換(中画質モード以下が多い)の後編集が大きくなってしまうから後変換にしていた(小さくなる)というのもまた逆に裏付けられたことになるのかもしれない。

先変換と後変換で同じ変換状態にはならない、そして録画モードによっても傾向が変わってしまう。
中画質低画質モードでは後変換が良いように思う。高画質モードについては追試が必要かなと……。

それと録画モード別のデータ量比較についても、#2 の時と同様、1.5倍録より 3倍録のほうが大きくなる傾向は、たまたまではなく確定的なのかなと。この検証はアニメに限ったことで、あらためて画質比較もするべきかなと……。
1.5~3.5倍録の高画質モードデータ量が横並びだから最高の 1.5倍録にしとけ、と自信を持って結論付けていたが、データ量的には 3倍録が最大になるとすると、どうしたもんか……。面倒だけど詳細な分析は PC で確認しないとだめかなあ。